「遅れてすいません!一条さん!」 「あ…ううん…全然平気…それで?用って何?」 私が疑問そうに男の子を見ると、男の子は深呼吸をし真剣な目で私を見てきた。 「す、好きなんです!付き合ってください!」 「……………え?」 す、好き?わ、私のことを?! 私は全身を赤くしながらその場で固まる。 「文化祭の時舞台の上に乗った時の…え、笑顔に惚れました!」 「え!?でも私………ごめんなさい…私付き合っている人がいるの…」 私は深々と頭を下げた。