「ほら…」 「あ、ありがと…」 信から温かいお茶を受け取り私はそれを一口口に含む。 「なぁ、」 やがて信が新聞を折り畳み机の上に起き、そして私をみる。 「何?」 私がカップから口を離して信を見つめる。 「村道恭……お前の知り合いか?」 「………………え?」 信の口からあの人の名前が出た。