「信!昌くん!」



丁度良いところで二人に会って私はニコッと微笑む。



「あ!由季ちゃん!どう?お隣の転入生君は…」


「え~と………あ!そっちのクラスの転入生君は?」



何て答えていいか分からない私は逆に質問をする。



「ははは……話そらしたね…まぁ良いけど…別に普通だよ……ほら、丁度出てきた」




昌くんはあっちだよ…と、言いながら指を指す。