「そっか……別れたんだな…恭と…」 「……うん…」 私も地面に座るとうつ向きながら頷く。 「あ、あれから…恭くんの思い出を無かった事にしてたの……けれどね…夢で出てくる…あの楽しかった思い出が……溢れ出てくる…」 私の視界はいつの間には滲んでいた。 「由季は頑張ったよ…」 琉くんはそう言い私を引き寄せる。 「で?由季は今付き合ってる人とかいるの?」 その言葉に私は頷く。