「でね…その子が――」
「マジで!?以外だな…」
授業も終わりあっという間に休み時間に入る。
次は移動教室なので教科書やらを準備する私。
「由季先行っちゃうよ?」
「あっれ~可笑しいな…ごめん夏実先に行ってて…私後から行くから」
「もう!仕方ないな…先行って席取っとくよ。だから早く来てね♪」
夏実はそう言うと先に行った。
「あ!合った合った…良かった…」
探していたものが要約見つかり私は急いで席をたつ。すると、
「由季ちゃん!早く!」
「は、羽柴くん!?先に行ってくれれば良かったのに…」
私が小走りで羽柴くんに近寄る。


