「けれど俺はこの猫の雪ちゃんより、そっちの由季ちゃんの方が好きかな…」 「え?は、羽柴くん!?急に……」 羽柴くんはクスリと笑いながら私を見た。 「だって俺由季ちゃん大好きだもん!」 そう言って羽柴くんは私に抱きついた。 「きゃ!は、羽柴くん!///」 私は頬に熱を感じながら羽柴くんを見るが、羽柴くんはにこにこしていた。 「ハイハイ…もう、お二人を見ると昌に会いたくなるじゃんかぁ…隣のクラスだけど…」 夏実は頬を少し赤くしながらポツリと呟いた。