〝弟には言えない〟なんて言いながら、ちゃっかり話そうとしてるダメな姉…。
「一人は…。いつも電車で見かける人と昨日の夜、偶然駅で出会って…。わたし酔ってて、家まで送ってくれたの」
「へぇ。そんなドラマみたいなことってあんだ。で、勢いでヤって後悔してるとか?」
「はぁっ⁉︎そ、そんなわけないでしょうが‼︎」
まったく‼︎我が弟が、こんなハレンチなこと言うと思わなかった‼︎
勢いでヤルとか‼︎そんなこと……。
「ぶっ‼︎はる、顔真っ赤。なに、想像しちゃった?」
「なっ…‼︎もう、陽ちゃんには言わない。帰って‼︎」
「あー、ごめんって‼︎だってさ、はるが恋愛とか珍しいっつーか、ほぼなかっただろ?だから弟的には嬉しいんですよっ」
どうだかっ。わたしには、楽しんでるようにしか聞こえないんだけど‼︎
「今度はマジメに聞くから。なっ?」
「むぅ……」
弟だからなのか、こういう顔に弱いからなのか、わたしがそういう性格だからなのか、すぐに許しちゃう。
陽ちゃんは眉尻を下げて、心から〝ごめん〟と言ってる気がした。
「もうっ。今度茶化したら話さないからね」
「うん、わかってるって」
「一人は…。いつも電車で見かける人と昨日の夜、偶然駅で出会って…。わたし酔ってて、家まで送ってくれたの」
「へぇ。そんなドラマみたいなことってあんだ。で、勢いでヤって後悔してるとか?」
「はぁっ⁉︎そ、そんなわけないでしょうが‼︎」
まったく‼︎我が弟が、こんなハレンチなこと言うと思わなかった‼︎
勢いでヤルとか‼︎そんなこと……。
「ぶっ‼︎はる、顔真っ赤。なに、想像しちゃった?」
「なっ…‼︎もう、陽ちゃんには言わない。帰って‼︎」
「あー、ごめんって‼︎だってさ、はるが恋愛とか珍しいっつーか、ほぼなかっただろ?だから弟的には嬉しいんですよっ」
どうだかっ。わたしには、楽しんでるようにしか聞こえないんだけど‼︎
「今度はマジメに聞くから。なっ?」
「むぅ……」
弟だからなのか、こういう顔に弱いからなのか、わたしがそういう性格だからなのか、すぐに許しちゃう。
陽ちゃんは眉尻を下げて、心から〝ごめん〟と言ってる気がした。
「もうっ。今度茶化したら話さないからね」
「うん、わかってるって」

