気づけばキミと恋に落ちて

気のせいだと思いたくても、心臓はウソを付けない。


ミルクは熱々じゃないから、温くなったコイツをググッと飲み干す。


「とりあえず、もう寝よ…」


それがイチバンいい。カップをサッと洗い、寝室に向かう。


アパートも普通なら、ベッドも普通で。


バサッと布団を広げ、転がるようにして横になった。


「明日、明後日は休みだから、のんびりしよう」


目覚ましもかけず、そのままわたしは深い眠りについた。