気づけばキミと恋に落ちて

首を傾げたと同時に、グイッと腰を抱かれ、なぜかオトコまで一緒に降りた。


え、どうして…?だって、わたしよりいつも早く乗ってるよね?


ってことは、この駅より後に降りるハズでしょ?


「あ、あのっ‼︎待って‼︎」
「あ?」


みんなが階段を上っていく中、わたしは歩くのをやめた。


「どうして、ここで降りたんですか?」
「はぁ?オレがココで降りちゃいけないわけ」
「いえっ、そうじゃなくって…。あの、自宅近所なんですか…?」
「あぁ、そうだな」


……ウソだ。だって、あなたをこの駅で見かけたことなんかないものっ。


「気ィ、すんだか?ほら、行くぞ」
「い、行くぞって…どこへ…」


え、わたし変なこと聞いた⁉︎メッチャ、横目で睨まれてるんですけど…。


「あのなぁ…。行く、つったら一つしかねぇだろうがよ。言ってみ?」
「え…一つ?」