気づけばキミと恋に落ちて

「やっぱり座っとけよ。寝たら、起こしてやるし」
「いや、でも、」


ふたたび、断りを入れようとしたわたしの腕をオトコは強引に掴むと、端っこの席に無理矢理座らされた。


なんだか納得がいかなくて、ブスッとしたまま目だけオトコに向ける。


するとオトコはポケットからスマホを取り出し、わたしのことなんかすでに眼中ナシ。


なによ、ホントに意味のわからないオトコ。


なんて思ってたのに、電車の揺れが心地よくて睡魔が襲ってきた。


このままだと、ホントに寝ちゃう…。


でも起こしてくれるって、言ってたよね。


いや、でもアレがウソだったりしたら…?


わたしが寝てる間に自分の最寄り駅に着いて、わたしは最後まで気付かず駅員さんに起こされるパターン⁉︎