気づけばキミと恋に落ちて

そんな時、視界に入った宗ちゃんの上半身。


その身体が、スッと立ち上がり…消えた。


って、なに観察してんだか…。


そしてその直後、〝コツン〟と誰かに後ろから叩かれた。


と言っても、とっても優しいコブシなんだけど。


「こーら、飲み過ぎだぞ」


この声は振り向かなくたって、わかってしまう。


だって今日何度も頭の中で、リピートされてる声なんだもん。


「はるちゃん、帰るぞ」
「えっ?でも、わたしっ」
「こんなベロベロで、留里ちゃんに寄っかかってたら、留里ちゃんだって飲めないだろ」
「う……」


それは、ごもっともです…。確かにわたし、留里ちゃんに寄っかかってました…。