気づけばキミと恋に落ちて

〝キッ〟と睨みつけると、留里ちゃんは可愛く舌をペロッと出した。


「でも…」


ワントーン声を下げると、さっきまで笑っていた留里ちゃんが真剣な顔をして、下から顔を覗いてきた。


「ホントに諦めようって、思ってます。今日もお見かけしましたけど、やっぱり声はかけられなかったですし」


ムコウなんか、わたしの存在すら知らないわけだし。


ホント留里ちゃんの言うとおり、こんな学生みたいな恋したって仕方ないよね。


もっと身近に…身近にいるハズだもん。こういうのって。


ーオレの奥さんだったらよかったのにー


だぁっ‼︎どうして宗ちゃんの言葉が、出てくるのよ‼︎


「今日は飲みます‼︎」
「え」