気づけばキミと恋に落ちて

そこまで引かなくたって、いいじゃないか‼︎


わたしだって自分で〝イタイ女〟だって、わかってるわよ。


三十一にもなって電車に乗ってて、一目惚れって、そりゃ誰が聞いても引くでしょうよ。


でも、一目惚れ…しちゃったんだもん。


気になっちゃうんだもん、カレのこと…。


「はるるん」
「なんですか」


留里ちゃんに呼ばれ、不貞腐れ気味に留里ちゃんを見ると「もう、可愛すぎっ‼︎」なんて言いながら、抱きついてきた。


「え、ちょっ、留里ちゃん⁉︎」
「だって、可愛すぎんでしょうよー‼︎なにその学生みたいな恋っ‼︎」


むぅ…。それって、可愛いと言いながらバカにしてる言い方だよね。


「別にいいんです。どうせ、〝叶わぬ恋〟ですから」
「そんなこと、わからないじゃなぁい?」
「留里ちゃん。目も口も、すべて笑ってますけど」