気づけばキミと恋に落ちて

「……え、と…」


あー、ダメなパターンだなコレ…。


「悪りィ、急かしすぎたな。もう寝ろ。オレ、風呂入ってくるから」


内心はヘコんでいたが、態度には出さず優しく頭を撫でた後、ユックリと立ち上がった。


「……ん、どした?」


風呂に行こうとしたオレの服を、陽美が掴んでいたらしく、振り向くと俯く陽美の姿が。


「……いい、よ」
「あ?」
「拓篤と、キス……したい」


正直、陽美の言葉に立っていられなくなった。


「……拓篤?」


なにも言わないオレに不安になったのか、心配そうにオレの顔を覗く。