気づけばキミと恋に落ちて

「で?なんでキス以上のことが、できなかったんだよ」
「……うん。キス、だけでも恥ずかしかったのに…。それ以上のことは、とてもじゃないけど耐えられなくてね…。拒み続けたら、振られたの……」


あー、陽美らしいというかなんというか…。


オレにとったら、かわいくて仕方ないんだけどなぁ。


「で?オレもその〝クソみたいなオトコ〟と一緒にしてんだ?」
「く…クソって……」
「いや、クソだろ?スキなオンナが、本気でイヤがってんのか恥ずかしくてイヤがってんのか、それくらいわかんだろ。恥ずかしがって拒んでたのに、振るとかありえねぇし」


そんなオトコと一緒にされたってのも、気にくわねぇ。


「拓篤は…わたしが、イヤがっても…振ったり、しない…?」
「あ?んなワケねぇだろ。だってオレ、〝イヤ〟なんて言わせねぇもん」
「………っ」


ニヤリと笑い、陽美を見ると目を見開き、まばたきもせずに固まっていた。


やべっ、またやりすぎたか?


「ウソだ」
「……え?」


陽美は目をパチパチさせ、オレを見る。