気づけばキミと恋に落ちて

「やだっ、やだっ…‼︎」
「っるせーよ、黙れっ‼︎」
「……っ、」


騒ぐわたしの頬に、オトコの平手打ちをくらい恐怖感で、なにも喋れなくなってしまった。


怖い、ヤダ、助けて…。いろんな感情が込み上げてくる中で、イチバンに浮かんだのは、拓篤だった。


こんな時に、って思ったけど拓篤なら、こんなヤツなんか蹴飛ばしてくれるんじゃないかって。


わたしをイチバンに助けてくれるんじゃないか、って。


でも、こんなところに拓篤が来るハズもない。


ドラマや漫画とは、チガウんだから……。


「ったく、最初からそうやって黙っとけばいいものを」


もう、抵抗する気力もなかった。


「オラッ、鍵貸せっ」