気づけばキミと恋に落ちて

「おい、人が話してる時は目を見るって教わらなかったのかぁ?」


なに、この人…ヤダっ。早くエレベーター来てよ、と心の中で願った時、ポーンという音と共に開いたドア。


早く部屋に帰りたくて、乗ったエレベーター。


この時、ちゃんと考えて行動すればよかった…。


フロントが近いんだから、助けを求めに行けばよかった…。


そんなことを思ったって、今さら遅い。


乗り込んだエレベーターに、そいつも一緒に乗ってきてしまった。


六階を押して、すぐに出れるよう、手前のほうに立つ。


「なぁ、ネェちゃん。一人なんだろ?オレも一人なんだよぉ。今まで外で飲んでたんだ。なぁ?一人者同士、楽しもうやぁ?」


誰が、あんたなんかと‼︎癒されに来たのに、冗談じゃないっ。