気づけばキミと恋に落ちて

終始笑顔だった仲居さんたちは、頭を下げると部屋を出て行った。


キレイに並べられた食事。一人だし、そんな量も食べられないと思い、あらかじめ少なめにと頼んでおいたんだよね。


だから、お刺身もステーキもお鍋も少しずつ。


でもこんな豪華な食事を、一人で食べるのは、ちょっと寂しい。


結局、たいした味わうこともなく、無言で食べ続ける。


あっという間に食べ終わり、フロントに内線をし、片付けてもらう。


もう誰も来ることのない部屋。早めにお風呂に入ってしまおうと、その場で着てる服を脱ぎ捨てた。


普段は、こんなことしないけど、こういう時くらいイイよね?


「あぁぁ……」


気持ちいい…。おじさんのような声を出して、浸かるお風呂はサイコーで、なにも考えずにいられた。