気づけばキミと恋に落ちて

***


「店長、大丈夫っすか?」
「あ?」


今、オレはカウンターにいる。トナリには岡崎がいて、眉を寄せながら顔を覗いてきた。


「なんかニヤついて、」
「誰がだ」
「いえ、なんでもありませんっ」


睨みつけると勢いよく頭を下げ、謝る岡崎。


コイツ、なんもワルくねぇのに。


あー、ニヤつくとかオレらしくねぇ。


それもこれもアイツ…陽美のせいだっ。


って、そんな言い方したらダメだよな。


もし、もしも陽美がオレのこと本気でスキになったとして、だ。


オレは、本気でスキになれるんだろうか。