気づけばキミと恋に落ちて

宗ちゃんにされたこと、言われたこと、その後拓篤に会ってこうなったことを、長くならないように、かいつまんで話すと留里ちゃんにガッツリ怒られた。


「おかしいと思ったのよ。いつも残業しないように仕事終わらせるはるるんが、残業するなんてって思ってたのよね。気付かなかったわたしもワルイけど、相談しないはるるんもワルイ‼︎」
「……ごめんなさい」


素直に謝ると、留里ちゃんは「もう、はるるんカワイイから許すけど」と言って、笑ってくれた。


「それにしても。あのイケメンくんが、送別会の時に言ってた彼だったとはねぇ。しかも帰りに出会ってた、とか。そしてそれを黙ってた、なんてねぇ?」
「ご、ごめんなさいーっ‼︎」


この怒りはおさまらないよ、ゼッタイ…。


「まあ、いいわ。ここで長時間話してたら、みんな来ちゃうし。行こうか」
「あ、はいっ」


留里ちゃんの後ろについて、会社へと向かう。


宗ちゃんに会うのは怖かったけど、なぜか拓篤の顔を思い出すと大丈夫なような気がした。