気づけばキミと恋に落ちて

拓篤の後ろ姿をボーッと見つめていると、後ろから留里ちゃんの声がして慌てて振り返った。


「ねっ、ねっ、今のイケメン誰っ⁉︎」
「えっ、えと……」


留里ちゃんは目をキラキラさせ、わたしの言葉を待っている。


どうしよう…。拓篤のこと、なんて説明すれば…。


「あ、あの…」
「ウンウン‼︎」
「彼氏役……的な?」
「は?」


留里ちゃんの顔が、一気に真顔になる。


「どういう意味?」


やっぱりわたしには、ウソは付けないみたい…。


留里ちゃんには、心配かけたくなくて、宗ちゃんとのキスのこと黙ってようって思ってたけど、拓篤のことも見られちゃったし…。


「あの、実は……」