気づけばキミと恋に落ちて

「スキなオンナが、あんなカワイイこと言ってんのに。抱きしめてやるのが、当然だろ?」
「えぇっ……」


これは、わたしがおかしいの?拓篤が、変なの?


「……じゃあ」
「あん?」
「も、もしも。もしも、だよ?わたしが今〝ギュってして〟って言ったら…してくれる、の?」


あーっ、なに言ってんの‼︎わたしっ。


多分、今、顔真っ赤だ…。


「なに、してほしいの。ん?」
「えっ、いや、ちがっ…」


拓篤に手首を掴まれると、動けなくなる。


「ウソつくなよ。今、オレら〝恋人〟だろ?してほしいなら言えよ、ほら」


そ、そんなっ…耳元で言わないでよっ。


心臓がいくつあっても、もたないよっ。