気づけばキミと恋に落ちて

「あぁ、オレ?オレ、基本出勤時間も退勤時間も自由」
「え、自由って…?」


思いがけない言葉に、目を大きくさせ拓篤を見た。


「だから、オレ責任者だから、基本出勤時間とか決まってねぇの。用事によって、早く行ったり遅く行ったり」
「へぇ……」


自由なんて、ちょっとうらやましいな…。


だって寝坊したって、慌てることもないってことでしょ?


「陽美。いいな、とか思ってるだろ」
「え?いや、うん、まぁ……」


だって話だけ聞いたら、単純にいいなとは思うでしょ。


「アホだろ」
「へ?」


アホ、って…。そんなこと言わなくたって…。


拓篤が、深い息を吐く。