気づけばキミと恋に落ちて

うわ…予想以上の反応だよ。さすがに、ヘコむよ…。


多分、時間にすると数秒だったと思う。


シーン、となったのは。それでもこの空気がイヤで、わたしは無言で立ち上がった。


「陽美?」
「……もう、帰る」


だって、ゼッタイ引いたもん。〝うっわ、マジ?三十一かよ‼︎〟って、顔してたもんっ。


まだ、わたしが二十九だったら…。


やっぱり二十代と三十代は、チガウ。


三十代ってだけで、一気にオバちゃんよりになった気になるんだもん…。


「な、なに…。離してよ…」


一歩ドアに近付いたところで、腕を掴まれた。