気づけばキミと恋に落ちて

二十五くらいだと思われてるなら、〝そうです〟って言っちゃおうか。


どうせ、付き合うこともないだろうから、バレることもないしね。


「なに、そんな難しい顔してんだよ。まさか、もっと下だったか?悪りィ…」


え、さらに下?二十五より上だとは思わないの…?


わたしって、そんなに童顔だったのかな。


年相応だと、思ってたんだけど…。


なんか、申し訳なく思ってきた…。


「あの…」
「ん?」


引かれたら、それはそれで仕方ないや、と恐る恐る声を出す。


「わたし…拓篤が思ってるより、下じゃない……」
「マジで?じゃあ、いくつ?」
「……三十一」
「は?」