気づけばキミと恋に落ちて

そう言うと、わたしの手を繋いだまま店内へと入る。


ホントに牛丼、スキなのかな…。


わざわざ安いとこを探して、たまたま見つけたんじゃないのかな。


不安になる。でも…。カウンター席に着き、わたしにメニュー表を渡してくれて。


「いろんな種類の牛丼あるんだ、ここ。スキなの選べよ」


ここに何度も来たことがあるのは、確かみたいだ。


キムチ牛丼や、チーズ牛丼、明太子牛丼なんてのもあったりする。


でも、やっぱり…。


「普通の牛丼並でも、いいですか?」


チーズも気になるけど、結局は王道がイチバンだったりするんだよね。