気づけばキミと恋に落ちて

「だから、心配すんなつってんだろ?いいから、行くぞ」
「あっ」


急に引っ張らないでよ…。しかも、手繋いだままだし…。


コレ、いつ離してくれるんだろう。


もしかして、ずっと…?なんか手に集中してたら、ドンドン恥ずかしくなってきた。


顔も上げられなくて、ただ拓篤の手を頼りに歩くしかなかった。


「なぁ。なんで下向いてんだよ」
「えっ?いや、特に理由は…」


まさか〝手に集中してました〟なんて言えるハズないっ。


異性と手を繋ぐなんて、高校生以来なわけだし。


これ言ったら、やっぱり引くのかな…。


「じゃあ、顔上げろよ。そんでなんか話せよ」
「はい?」