気づけばキミと恋に落ちて

「おぅ。早かったな。そんなにオレに会いたかったんだ?」


あー、ダメだ。わたし、このオトコのこと気になりすぎてる…。


どうしてかは、わからないけど、ただドキドキするんだ。


ただ免疫がないからなのかもしれないけど…。


「そんなわけないじゃないですか。勘違いしないでください」


片方の口角を上げ、ニヤリ笑う拓篤に、やっぱりわたしは素っ気ない態度で返した。


「あっそ。まあ、いいや。もうすぐ上がるようにするから、待ってろ」
「……うん」


〝待ってろ〟って、どこで待ってたらいいのよ。


そう思い、辺りを見回すとソファーがあったことに気付き、そこで待つことにした。


待った時間は、多分十五分くらい。