話し終えたところで、パスタがきた。


わたしのはカルボナーラで、留里ちゃんはペペロンチーノ。


フォークで少量パスタをクルクルと巻きつけると、一口食べる。


「やっぱり、カルボさんですよねっ。おいしっ‼︎」


拓篤と宗ちゃんのことなんか忘れるくらい、わたしの脳はもうカルボさんに夢中になっていた。


「はるるんは、ホントそれスキだよねぇ。飽きないの?」


留里ちゃんが大きな目を細めて聞いてくる。


なんかコレ毎回聞かれてる気がするんだけど…。


「ゼンゼン飽きないですよ?スキなモノは、ずーっとスキですから」


だってカルボさんだよ?こんな美味しいカルボさん、キライな人なんかいないと思うんだけどなぁ。