気づけばキミと恋に落ちて

耳をダンボにしていた男性社員たちが、宗ちゃんの言葉に次々と盛り上げていく。


「こーらっ。そういう意味じゃないぞー。ホラ、仕事すんぞー」
『へーい』


宗ちゃんが話を切り上げると、続々と自分たちの席へと戻り、みんなそれぞれが仕事に取り掛かる。


普段〝可愛い〟なんて言われないわたしは、頭を切り替えるまでに少し時間がかかった。