気づけばキミと恋に落ちて

「ちょ、どこ行くんですかっ」
「ホテル」
「はいっ⁉︎」
「ウソに決まってんだろ、バーカ」
「………」


ホント、電車の中で見てた彼のイメージとまったくチガウ。


なんでこんなオレ様な性格なんでしょ…。


ホントに、ホントに、残念だ。


「ここ。女子の更衣室。今、誰もいねぇから着替えてこい」


〝バカ〟と言われた後に連れて来られた場所は、更衣室らしく。


わたしの手には紙袋が渡された。


「あの、お金…」
「いらねぇよ」
「いや、でも…」
「いいから早く着替えてこいよ。オレだってヒマじゃねぇの」
「えぇっ……」


無理矢理背中を押され、更衣室に押し込まれる。


どうしよう…コレ。手には、持たされた紙袋。