気づけばキミと恋に落ちて

どこかで会ったっけ?会ってないと思うんだけど…。


じゃあ、やっぱり気分だったのかなぁ?


あ、やっさんの歌。ちゃんと聴かなきゃ‼︎


わたしは考えることをやめ、やっさんの歌声を聴くことに専念した。


「やっさん、歌うまいねぇ」
「惚れた?」
「うん、声だけね」
「あっそう」


一曲歌い終わると、拍手をし褒める。


想像してたよりも、うまかったから驚いたけど、あまりに褒めちぎると調子にのるかなと思って。


その後も、よっぽど歌うことがスキなのか、次々と歌い続けること十五分。


部屋の内線電話が鳴った。


「はるちゃん、取ってー」