気づけばキミと恋に落ちて

でも、やっさんの前でも〝オレ様〟態度出てたし。


うーん、わかんない…。


「あっ、すんません‼︎せっかく歌いに来て下さったのに‼︎きっとすぐ拓篤さん来てくれると思うので、それまでガマンしててくださいね。では、オレはこれで失礼しますっ」


岡崎さんはそう言うと、深く頭を下げ部屋から出て行った。


「やっさん、ごめんね。わたしのせいで…」
「えっ?どうして?はるちゃんのせいなんかじゃないだろ?気にすんなって‼︎」
「うん、ありがとう…」


どうしてあの人が、わたしにお茶をかけたのかはナゾだけど、でもやっぱりわたしのせいで、やっさんの大切な時間奪っちゃった…。


「店長さん来るまで、歌っとくか?」
「うん‼︎やっさんの歌聴きたい‼︎」


やっさんが曲を選んでる時、さっきのことを思い出す。


確か〝佐伯さん〟って言ってたっけ。


顔も名前も初めてだと思うんだけどなぁ。