気づけばキミと恋に落ちて

上から見下ろし陽美に指示をすると、少し驚いた声を出しコチラを見た。


「ほら、早くしろよ」
「あ、うん…」


戸惑いながらも、素直に従う陽美。


「暴れんなよ?」
「……?」


首を傾げる陽美になにも言わず、オレは前からギュ、と抱きしめた。


「ちょっ…⁉︎」
「ん、終わり。岡崎、ちょっと出てくる。なんかあったら電話しろな」
「えっ?あ、はい‼︎」


抱きしめた途端、予想はしていたが、すごい力で拒否をしようとした陽美。


オレはすぐに離れ、部屋を出ようと身体の向きを変える。


「ちょ、ちょっと‼︎」
「なに?オレ、急いでんだけど」


これも、なんとなく予想はしてた。


きっと陽美は、キャンキャン騒ぐだろうって。


「い、今のなんで、あんなこと…‼︎」
「だって、言わないだろ?」
「な、にをよ…」


ビクビクしながらオレを見る陽美に、鼻で笑うと、しっかり目を見つめ言った。


「スリーサイズ」
「は、はぁっ⁉︎」
「じゃ」


〝ちょっとー‼︎〟という叫び声を聞きながら、オレは急いで店を出た。