気づけばキミと恋に落ちて

「お前、オレのこと〝特別なオトコ〟だと思ってね?」
「え、なに……」
「どうなの、ん?」
「そ、れは……」


あー、完全〝わたしのオトコ〟と思ってんな、コレ。


なら、ちゃんと教えてやんねぇとなぁ。


「あのさ、一回抱いたくらいで彼女ヅラすんのやめてくんね?ウザイから」
「なっ……」


そうだ。コイツがオレのこと名前で呼ぶようになったのは、コイツを抱いた日からだった気がするな。


久しぶりに、めんどくせぇオンナ抱いちまったな。


やっぱり酔った勢いで、ヤルもんじゃねぇな。


「オレ、言ったよなぁ?本気になることはナイって。どんなオンナでも、今もこれから先も本気にはならない」
「で、でも‼︎わたしのこと何度も〝キレイ〟って言ってくれたじゃないっ‼︎」
「は?んなもん、普通のことだろ。お互いキモチ良くなるため、だしな?」


〝スキ〟とは言えないから、〝キレイ〟〝カワイイ〟で、お互いの身体を求め合う。


遊んでるヤツなんて、みんなこんなもんだろ。