気づけばキミと恋に落ちて

「あー、先にトイレ行ってくっかな」
「うん、いいよ。そうしてきなよ」


やっさんが部屋から出て行った直後、ものすごく後悔した。


「飲み物、持ってくるんだった…」


またあの人が来るのかな…。だとしたら、わたし一人で大丈夫かな…。


不安になった直後。ガサツにドアが開く音が聞こえ、見るとさっきの店員さんで。


一気に身体が硬直する。彼女が部屋をチラッと見て、やっさんがいないことに気付いたのか、クスッと笑ったように見えた。


部屋は靴を脱ぐ場所があって、段差がある。


そしてすぐ右側にソファーがあって、奥の壁側にもソファーがある。


わたしは入ってすぐのソファーに座っていて。


そのトナリに、やっさんが座っていた。今はいないけど。