気づけばキミと恋に落ちて

「えぇと、今だと。コチラとコチラのお部屋が空いていますが、どういたしますか?」


なに、この差。わたしだって今日で〝二度目まして〟なのに、どうしてわたしには〝オレ様〟を出してくるんだ‼︎


「はるちゃん行くよ」
「え?」


心の中でプンスカ怒っていると、もうカウンターにやっさんはいなかった。


少し小走りをして、やっさんの元へ向かう。


「転ぶぞー」


すると、カウンター内から拓篤の声が聞こえ、クルッと後ろを振り返る。


そして〝ベーッ〟と舌を出す。転ぶワケないじゃない。


子供じゃあるまいし。こんなとこ、二度と来るもんか‼︎


心の中で吠えると、やっさんと女性の店員さんの後に付いて案内された部屋に入った。