気づけばキミと恋に落ちて

いや、確かに見た目は……イケメンだよ。


わたしだって一目惚れしたんだし…。


でも、性格はサイアクじゃん‼︎オレ様だし、タラシだし‼︎


いや、でも接客してる時の声は優しかった…。


ってことは、コヤツの正体は誰も知らないんだ。


「なんだよ、オレが責任者なのが不満か?」
「いえ、べつにそういうつもりで言ったわけじゃないので」


これ以上、ここにいたくない。だからって逃げるわけにもいかないし…。


「ね、やっさん…」
「ん?」
「明日も仕事だし、ここにいる時間もったいないよ」
「あ、あぁ。そうだな。あの、今どの部屋空いてますか?」


それなら早く、部屋に入るしかない。


やっさんに声をかけると、やっさんもすぐに拓篤に声をかけた。