あの丘の上で【下】



「拓馬君、すぐ戻るから、雪菜をよろしく頼んだよ!」


すぐに、響さんがサタンに向かって行った。


あいつを見ている場合じゃない。


僕が見なくちゃいけないのは、目の前の、高瀬さんだ。


「高瀬さん!」


そう、呼びかけ続けることしか出来ないんだ。