あの丘の上で【下】



ゆき姉ちゃんがそう言ったときだった。


「雪菜…」


懐かしい、母さんの声。


「よく、頑張ったのね。」


いつもは目を閉じていた、母さんが。


ゆき姉ちゃんを抱き寄せて。


頭を撫でていた。