あの丘の上で【下】



『海斗…、記憶が戻ったのね?』


母さんが、命をかけて守ったゆき姉ちゃんを。


俺があいつに突き出した。


「海斗…お母さんに、これ以上能力を使わせてはいけない。」


そう、拓馬兄ちゃんが言って、俺を間仕切りの向こうに連れて行った。