あの丘の上で【下】



「ねぇ、抱きしめてもいい?」


目があって、どちらからともなく抱き締めた。


どのくらい、そうしていたんだろう。


「…ただいま。」


懐かしい、その声に何だか涙が出そうになった。


「おかえり。」