「……私達は、大人になろうと背伸びをしていたんだ。」 「うん。」 「でもっ、それがお互いを傷つけることになっちゃったんだ……」 「うん。」 主語がないのに聞いてくれる先生。 優しく接してくれてると思う。 涙がポロポロでて。 前が全然見えない。 「百合ちゃん。人っていうのは大人になろうと。しっかりしようと。……色んな目的で背伸びをするものなの。 だから、大丈夫。傷つけたんなら。反省したんなら。大丈夫だから。ね?」 ニコッと、微笑んでくれた先生。