*** 「先生……」 「あら、百合ちゃんどうしたの?」 パタパタ、と。 先生のはいているスリッパの音が私の耳に残る。 「タオル、ください」 この止まらない涙を消すために。 「……解ったわ」 と、奥の方へ行きタオルをとった。 「はい。どうぞ。」 タオルを渡されて、私はそのタオルを受け取り涙を、拭く。 「何があったの?」 優しく聞かれて、もっと涙が出てしまう。