「だ、大丈夫……」
私は、ヘラッと笑う。
「ねぇ、お母さん。」
「ん?なぁに?」
「恋って何?どこからが恋なの?」
私は、お母さんを見つめる。
お母さんは、ニコッと優しく微笑む。
「…恋って言うのは…難しいのよ。どんな勉強より。一歩、歩くと恋が叶ったり。一歩、間違うと恋が実らなかったり。……叶わない恋もある。…恋ができるってことは幸せなことよ。…幸せになったり笑顔になったり。楽しいこと。嬉しいこともあれば、悲しいこと。苦しいこともある。…恋って凄いわ。」
真剣に話すお母さん。
「好きな相手を見ると、ドキドキして胸が苦しくなるの。話しているだけで嬉しくなるの」
「…ドキドキ……か。」
私は、翼のこと。
好きだよね?
うん、好きなんだよ。大丈夫。

