「調子はどう?」



そう言って入ってきた優しい笑顔の彼



仕事終わりなのだろうスーツのままだ



親子ほどの年の差がある私たち



もちろん周囲は反対した


けど彼が私がいいと言ってくれたのだ



「えぇ、いつもと変わらないわ」



「そうか、それはよかった」



もう彼の顔をしっかりと見ることはできないけどそれでも私はそばに居てくれることが嬉しかった