-命-

わたしはすぐに朱莉に連絡し、杏を探した。
杏の行きそうなところ…!

お気に入りのカフェ。
たくさん話した公園。
もちろん閉まっていたけど学校にも行った。

朱莉と2人で走って、走って、走って。
それでも…杏はどこにもいなかった。

「どぉして?!」
「どこいったの、杏!」


-夜9時-

わたしと朱莉は杏の家に行った
杏のお父さんは杏を探しに行っていていなくて…。
わたし達は杏のお母さんと話した

「杏…どこいっちゃったの?」
「おばさん…。ごめんなさい。」
「え…?」
「わたし達が杏をちゃんと待ってたら。こんなことにはならなかったかもしれないのに…!!!」
「いいえ。亜姫ちゃんも朱莉ちゃんもわるくないのよ」
「でも!」
「警察に捜索願を出すわ。」
「「……」」