-命-

-数日後-

わたしは病院にいっていた
杏は容態は安定したけどまだ意識が戻らなくて

一般病棟に移されていた


「杏… 起きて…?」
「………」
「杏…杏は悪くないんだよ… 」
「……亜姫…?」
「…?! 杏?!」
「…亜姫… うち生きてるの…?」

杏が目をさました!

「っ! あたりまえじゃん! なに勝手に死のうとしてんの?! 」
「……ごめん…」
「ゆってほしかったよ… 頼ってほしかったの」
「…うん…」
「だって…親友でしょ? 頼りないかもしんないけどさ、それでもゆってほしかった」
「うん…ごめんね…?」
「ううん…わたしこそ気づいてあげられなくて…ごめん…うぅっ…うぇっ…」
「…亜姫…いいの…うちが…ごめん…」
「ううん…生きててくれてありがとっ…!」

杏はふわっと笑った
わたしはその笑顔をみてほっとした

「看護師さん呼ぶね」

ナースコールをおし、杏が起きたことを伝えた