杏は集中治療室にいた
たくさんの管につながれていて。
見ていて涙がこぼれた


「おばさん…杏は…杏はなにをしていたんですか?」

朱莉がおばさんに聞いた
おばさんは目をそらしてつらそうにしてて…
ほんとは聞かないであげたかった
でも、知らなきゃいけないことだと思ったから、だまっておばさんが話してくれるのをまっていた

「…川に…」
「…? 川?」
「川に飛びこんだらしいわ…」
「……」
「…あのね、これ…」

そぉゆっておばさんが手紙のようなものをかばんから出した

「…これなんですか?」
「これね…遺書…みたいなの」
「……っ?!」
「なんで…?!」
「あなた達に読んでほしくて…なにか知ってるかとおもって」
「「……」」

おばさんに手紙をわたされ、読みはじめた。