猫かぶり男子の初恋?!


「(ボソ)へぇそうなんだ。何か意外かも」


それから色々な話をした


いつの間にか授業が終わっていて
隼人と愛梨が一緒にこっちに来た


「よぉ光河。お前、櫁ちゃんと何話してたんだよ?」

隼人が言ってきた。愛梨は櫁と話している


『何でもいいだろ』
つか何で名前で呼んでんだよ


「だってお前が女子と話してるのなんて珍しいだろ?」



『ばぁーか、俺は誰とも話せんだよ』



「それはキャラだろーが」



バコっ


「いってぇー!!」
『声がでけぇんだよ』


ったく。キャラの事は秘密だっつうのによ



「わ、悪い」

隼人が謝ると、

「ねぇ、何話してんの?」


愛梨が話に混じってきた




「ん?光河のキャラの事〜」



そう、隼人が言うと


「あ、馬鹿!」


愛梨が隼人の口を手で塞いだ


「え?あいムガっ!」


多分蜂宮がキャラの事を知らないと思っているんだろう




『愛梨、蜂宮はその事知ってるから』


そう、俺が言うと手を離した




「あ、そうなんだ。なら早く言ってよ」


お前が早とちりしたんだろうが。と言いたくなったが辞めておいた



「え、私が何?」


急に名前を呼ばれてびっくりしたのかあたふたしていた



『何でもねぇから』



「そ、そっか」



と、その時……


「あ、あの!新田君。」


知らない女から名前を呼ばれた




どうやら教室の入り口から呼んだみたいだ